飛び込む
「不安なことが起きるのを待つくらいなら、自分から飛び込んだほうがマシ」
はあちゅうさんの本の中にある言葉なのだけれど、これ、本当にそう。
わたしは常に1つの物事に対してありとあらゆる可能性を考え続けてしまう癖があるから、勝手に不安や期待を募らせて簡単に疲れてしまう。
起こるかどうか分からない、どちらに転ぶか分からないことに一喜一憂して動けなくなることもある。
でも、案外ことが起こると上手く乗り越えている自分もいたりする。
だって立ち直るの早いから。
「あなたの良いところは立ち直りが早いところよね、さっき泣いててダメかと思ったら今はこうして手を動かしてるもの」
実習中に先生から言われて、そうなんだぁ、わたしって立ち直り早いんだぁ、それって良いことなんだなぁと思ったこと、すごく印象に残ってる。
それまでは、悲しいことがあってもすぐに忘れちゃうもんだから、自分は冷たい人間なんだと悩んだこともあったけれど。
好きな音楽聴いて、好きな本読んで、ちょっとふて寝すればまぁいいやってなることがほとんどだな。
ことの大きさや心の準備状態によっては数日の間暗闇の時もあるけれど。
暗闇と陽のあたる場所を行ったり来たりして、居心地の良い方に落ち着くようになってるんだよね、本来の心は。
基本的には知らないほうが良いことの方が多いと思っていて、隠せることなら最後まで隠していて、わたしに教えないで、と思ってしまうことが多い。
だけどやっぱりそうも言っていられないこともあるわけで。
勝手に妄想して不安を大きくするくらいだったら、ちゃんと確かめよう。
大丈夫、どんな事実を知っても私は変わらないって覚悟を決めておけば、どこに転がってもどんなに傷付いても失くすことはないよね。
「半径5メートルの野望」/はあちゅう